1台しかハードディスクが動いていない状態でそのハードディスクも壊れる可能性
もう1台の生きているハードディスクも壊れる可能性なんて非常に低いのでは?と思っているかもしれません。
そんなことはありません。なぜなら、ハードディスクの交換は、壊れたらすぐに行われるものではないからです。
通常、ハードディスクが壊れたら15分ほどサーバーがダウンするため、あまりホームページなどが見られていない夜遅くに作業を行います。
従って、朝に1台目のハードディスクが壊れたら、夜遅くまでのかなり長い間、もう1つのハードディスクで生きていることとなり、その間に生きているハードディスクが壊れる可能性があるのです。
1台しかハードディスクが生きていない状態では、2台とも動いているときよりも壊れやすいとも言われています。よってこの1台のハードディスクで動いている時間は、非常に怖い状況なのです。
壊れたハードディスクを交換した瞬間にクラッシュ!弊社で実際に起きた事件としては、壊れたハードディスクを交換した瞬間、生きていたハードディスクも死亡したことがあります。原因は不明ですが、壊れたハードディスクを抜き、新品のハードディスクを入れた瞬間、そのハードディスクと今まで生きていたハードディスクも同時に壊れ、サーバーが起動しなくなったのです。
その際には、バックアップを取っていたサーバーを今までのサーバーとして動かすことで、影響を極力小さくすることができました。
とは言っても、バックアップを取っていたサーバーを壊れたサーバーのように動かすには2時間程度かかりましたが、完全にサーバーが死亡した状況から2時間での復旧は非常に早いと思います。
弊社の場合は、当然のことながらRAIDの監視をしているため、壊れたらすぐに本当に壊れたのかを確認し、ハードディスク交換の手配を行います。
RAID監視を怠っているサーバー会社も存在する!?RAIDが問題なく動いているかどうかの監視をしていない会社が存在するのは確かです。そういった会社にホームページを預けると、いつか確実にデータが消失します。
サーバー会社はどこもデータ消失に対して保証していないため、泣き寝入りせざるを得ません。
今までは、Movable TypeなどのCMSではなく、HTMLというホームページ制作言語を使って、自分のパソコンでホームページデータを作り、FTPというソフトでサーバーにデータを送信していました。
その場合、サーバーが死亡しても、お客様のパソコンにHTMLファイルが残っているので、大半は生き返ります。
しかし、CMSを使ってホームページを作ると、制作は便利ですが、サーバーが壊れると復旧ができないのです。
従って、CMSを使う場合には、サーバーにこだわりを持つことがとても大切なのです。
安価なサーバーの裏事情とは?世の中には非常に安価なサーバーが数多く提供されています。なぜ安価なのか、おわかりになりますか?
バックアップがないことは当然として、1台のサーバーの中に、お客様を数多く収納することで原価を下げ、利益をあげているのです。
1台のサーバーのコストが同じであれば、そこに10社までしか収納しないサーバーと、1,000社も収納しているサーバーでは、100倍も原価が違うわけです。
WordPressで作ったサイトは表示が遅いところが増えている!最近はCMSにWordPressを使っているところが増えており、詳細な説明は省きますが、WordPressはサイトを動的に生成するため、サーバーに負荷がかかります。
最近、表示が非常に遅いサイトがよく見受けられるのはそのせいです。
Movable Typeは動的ではなく、静的にサイトを生成するため、Movable Typeで再構築をするとき以外はサーバーへの負荷が低く、明らかに表示スピードは早いです。
最近では1秒でこのホームページを見る・見ないを判断するケースが多いため、表示スピードが遅いことは非常に大きなマイナス要因なのです。
Googleはサイト表示スピードを検索アルゴリズムに導入済Googleにもこの表示スピードを考慮するアルゴリズムが搭載されているため、表示が遅いと検索結果の上位表示に影響が出る時代となっています。
このように、1台のサーバーに何社収納するのか、更にはバックアップサーバーを含めた2台構成になっているのか、きちんと監視も行っているのか、そういったサービスの積み重ねでサーバー費用が決まっているのです。
弊社にはバックアップサーバーもあり、更には9万円(税別)もするCMS、Movable Typeを利用し、オリジナルのデザインで、レスポンシブでマルチデバイス対応し、10ページの記事入れまでついてこのお値段は破格だと思います。